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こんにちは、ほりかわ鍼灸接骨院院長の廣瀬です。
今日は接骨院(整骨院)のお話をしたいと思います。
最近あちこちに接骨院(整骨院)増えたと思いませんか?
そうなんです、明らかにここ10年位の間に激増しています。
そもそも接骨院ってそんなに需要があるものなのかと疑問に思いますよね?
正直なところそんなに必要ないと思います
そんなに骨折・脱臼・捻挫・だぼく・挫傷などをする人がいるでしょうか?
昔は骨折や脱臼をした時は近くのほねつぎの先生に治してもらったのではないでしょうか?
でも今は整形外科がどこの地域にもあり、ほねつぎの需要は低下してきていると思います。
あなたなら明らかに骨が折れて、まずどこに行くかという選択肢に接骨院は含まれますか?
おそらくほとんどの人が整形外科に行くことでしょう。
確かにレントゲンのような検査機器もなく目で見て触ってだけで正確に見極められるのか?
長年多数の整復経験がある先生ならわかるかもしれません。
近年は超音波画像診断装置が接骨院にも普及してきていますので以前よりはわかりやすくなっていると思いますが…..
しかし最近開業される多くの先生方はほとんど養成施設を出て間もない骨折・脱臼を見たことがない方々….
接骨院(整骨院)とは何かということを業界全体で再認識する必要性があります
世間一般的には健康保険を使って安くマッサージしてくれるところくらいの認識です。
このままでは業界の未来は真っ暗です。
柔道整復師(接骨師)はあくまでも❝治す❞というスタンスでいなければなりません。
接骨師自体に一定の品質が保たれていないからこんな事態を招くのです。
リラクゼーションをやっている人が「保険でやった方が儲かる」的な発想で柔道整復師免許を取得するなんて論外です。
そのような方々は資格取得後、接骨院や整形外科で臨床に接することがなく、いきなり❝保険のきくリラクゼーション❞を開業します。
だからこそ今進められている養成機関卒業後のインターンのようなものを早期に制度として確立すべきだと考えます。
なおかつ数年に一回くらいは研修などを行ったほうがよいのではないでしょうか。
今までのようないいかげんな業界だから無法地帯のような状況になったのです。
不正請求・付け足し請求などが横行するのも養成施設で倫理観を教育しないからではないでしょうか。
養成施設には「試験に合格させるのも大事ですが健康保険とか療養費についてしっかりとした教育をしてください」と言いたいです。
これから養成施設のカリキュラムが増えるそうですが、当たり前ですね。
少なくとも私が養成機関に通っていた時には試験に合格させることが最大の目的であり唯一の目的でした。
ですからよくわからない歯医者が作ったただ試験受からせるだけの塾的なものにまで頼る始末。
そこの塾の先生いわく「教科書なんて合格したら捨ててしまってかまわない」だそうです。
合格したらあんなもの無用ということでしょうか。
絶対にそんな事があってはいけません。
私は10年以上経った今でも教科書を見直すことがあります。
教科書はまさにバイブルであり柔道整復師たるものそれに沿って施術を行うべきだと思いますが…..
あの教科書にはまさに接骨院で行える施術とは何かが書かれています。
それを捨ててしまうようでは、❝接骨❞の業務をやる気があるのか疑いたくなります。
保険外施術のみで行う先生にとってはいらないのかもしれません。
保険外だけでやるのなら、わざわざ接骨院と名乗らなくてもよいのでは….
ただ根っから職人の先生は授業中の余談が現場でやくに立つものが多く、今となってはさすがだと思います。
接骨院の経営的にはどうかなと思いますが患者様に寄り添って患者様を治したいという気持ちが伝わってきました。
接骨院は利益利益だけではなく社会福祉的な一面を忘れてはいけません。
養成施設においてはそういう経験を長く積んだ先生が重要だと思います。
試験に受かることは教科書を隅々まで覚えれば誰だってできます。
全然臨床経験もなくただ勉強を教えるだけの先生の授業は正直単調でつまらないものが多いです。
そんな授業を聞いてモチベーションが上がる生徒がいるわけがありません。
接骨というものにもう少し興味を抱かせるような授業を目指して欲しいと思います。
養成施設は合格率ばかりを気にしますが、モチベーションが高い学生は自ずと勉強して勝手に合格します。
だいたい高校を卒業したばかりの生徒よりも社会人経験がある人の方が成績が良い傾向にあります。
何せモチベーションが違いますから、当然のことですよね。
手に職をつけたいだけの人は柔道整復師にはならない方がよいと思います。
他の資格をとった方が十分に儲かると思いますよ。
今後接骨院という存在が社会的の正しく認識されるようにしていきたいですね。
業界全体の自浄作用が働くことを期待しています。
廣瀬でした。
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